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2016年07月19日

【アジア】DOWAエコシステム シンガポールで新焼却炉建設に着手

DOWAエコシステムは、シンガポールで廃棄物処理事業を行っている子会社Technochem Environmental Complex Pte.Ltd.(以下TEC社)において、新焼却炉の建設に着手する。

シンガポールは製薬・化学産業の成長を促進しており、世界の大手医薬品企業が多数進出している。今後、同産業から発生する廃棄物の増加が見込まれる一方、それらを処理できる企業は限られているため、処理能力は逼迫すると考えられている。

DOWAエコシステムは2009年から東南アジアへ進出し、現在インドネシア、タイ、シンガポールおよびミャンマーの4か国で環境・リサイクル事業を展開している。シンガポールでは、主に製造業由来の有害廃棄物を対象に、焼却処理を中心とした廃棄物処理サービスを提供するTEC社と、貴金属リサイクルならびに環境コンサルティングを行うDOWA Eco−System Singapore Pte.Ltd.の2拠点で事業展開している。

TEC社は有害廃棄物の処理ライセンスを持つ大手6社のうちの1社として、特に液体廃棄物の処理に強みを有し、コンプライアンスを重視する企業からの信頼を得てきた。今回、固形廃棄物の処理に適したタイプの焼却炉を新たに建設し、あわせて製薬・化学系廃棄物の処理ライセンス取得を予定しており、ころで廃棄物の焼却処理能力は現在の約2倍となる。加えて、液体か固形物かの性状を問わず、また、製薬・化学系廃棄物などの難処理廃棄物を含めた多様な廃棄物を処理できる体制が整う。DOWAグループが日本国内で培った難処理廃棄物処理の豊富な経験を活かし、TEC社の新焼却炉を早期に立上げ、シンガポールにおける環境・リサイクル事業を強化する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア