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2016年07月12日

【アジア】RCC タイに陸上輸送用冷凍ユニットの販売・アフターサービス会社を設立

三菱重工業グループの菱重コールドチェーン(RCC)は2016年10月、タイに陸上輸送用冷凍ユニット(通称:陸上レフユニット、陸レフ)の販売・アフターサービス会社を、現地企業のマハジャック社と合弁で設立する。同国をはじめ東南アジアで高まっている低温物流ニーズに応えて拡販をはかる。

合弁会社名は「RCC Asia Co., Ltd.」で、RCCが10%を出資し、残り90%をマハジャック社が出資する。本社をバンコク郊外にあるマハジャック社のグループ会社敷地内に構える。将来的にはRCCによる増資を通じた事業規模拡大も検討する。

マハジャック社は、ボルトやスクリュー、ばねの製造・販売会社として1969年に設立、その後音響機器販売、空調機器販売、コールドチェーン事業展開等でタイ有数の企業として成長してきた。同社とは、三菱重工業の家庭用および業務用エアコンの生産・販売を手掛けるタイの合弁企業であるMitsubishi Heavy Industries−Mahajak Air Conditioners Co., Ltd.(略称:MACO社)の出資パートナーとして、1988年のMACO社設立以来友好関係を築いている。協業実績のある現地企業と組むことで、新会社の順調かつ安定的な運営が期待できる。

タイをはじめ東南アジア地域では、生活水準の向上に伴い、日系企業や現地企業によるコンビニエンスストアの多店舗展開が活発化するなど、食品分野などを中心に低温物流に対するニーズが急速に高まっている。現地に三菱重工業の陸レフを導入している企業の間では、RCCが日本で行っているのと同等の取り付けやアフターサービスに対する要望が強まっており、直轄による拠点確保が必要となっていた。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア