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2016年06月27日

【アジア】三菱商事 台湾電力の発電所向けボイラー・環境設備改造工事を受注

三菱商事は、台湾公営の台湾電力が所有する台中発電所1〜4号機向けに計画しているボイラー・環境設備改造工事をフルターンキー契約で受注した。三菱商事が契約者となり、三菱日立パワーシステムズ(以下 MHPS)が主要機器を供給し、台湾のエンジニアリング・建設最大手のCTCI Corporation(以下 CTCI)がその他機器供給並びに据付・工事を行う。

今回のボイラー・環境設備改造工事プロジェクトは、台湾におけるNOx、SO2、煤塵の排出規制の強化に伴い、脱硫装置・脱硝装置・集塵装置等の性能改善のための改造工事を行うものです。完工は2019年11月を予定している。

台湾では近年電力の需給が逼迫しており、将来的に電力予備率がマイナスになる事が危惧されている。各発電所の電力負荷率を上げる必要がある一方で、昨今、環境規制が厳しくなっているため、既設発電設備の運転継続には環境設備の改善が急務となっている。したがって、当プロジェクトは台湾の将来の電力の安定供給の為に、非常に重要なプロジェクトと位置付けられている。

三菱商事はこれまでにも台湾電力から、2003年に大潭(ダータン)発電所向けガスタービン複合発電設備(GTCC)を、2011年に林口火力発電所建設プロジェクトを、2013年に通霄(トンシャオ)GTCC発電所建設プロジェクトを受注している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア