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2016年06月20日

【環 境】東芝 東京メトロ銀座線向け非常走行用の電源装置納入


東芝は、東京メトロ銀座線1000系車両向けに、高い安全性と耐低温特性が特長のリチウムイオン二次電池「SCiB」と充放電制御装置を組み合わせた非常走行用電源装置を納入した。同装置は、平成28(2016)年3月から順次納入を開始しており、搭載車両は、平成28(2016)年4月から営業運転を開始している。東芝製の非常走行用電源装置が営業車両に搭載されるのは、今回が初めてになる。

納されたのは40編成分の非常走行用電源装置で、蓄電池には酸化物系材料などにより、外力などで内部短絡が生じても熱暴走を起こしにくい構造の「SCiB」を採用し、高い安全性を実現している。また「SCiB」は、耐低温特性も備えており、真冬の氷点下であっても、十分な性能を発揮することができる。今回、地下鉄の非常走行用電源装置に要求される安全性と信頼性を高水準で満たしていることが評価され、受注に至った。

同装置は、平常時に架線からの電源で「SCiB」に蓄電し、停電など非常時に、車両の主回路へ電力を供給する。本装置を導入することにより、停電が発生しても、乗客を最寄り駅まで送り届けるのに必要な電力が車両へ供給され、また、従来外部電源を使用して車庫から出場を行っていた車両の電力も供給することができる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】