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2016年05月24日

【環 境】三菱重工業、仏・アトランティックグループとヒートポンプ給湯機の販売協業


三菱重工業は、フランスの空調・給湯機器メーカーであるアトランティック・グループと、同国全域にわたり業務用CO2ヒートポンプ給湯器「キュートン」の販売で協業することで合意した。アトランティック・グループの整った営業網と高いブランド認知度を活用することで、ランニングコストを低減し環境にやさしく、−25℃の極寒状況でも使用可能なキュートンの拡販を、加速することが狙いである。

この協業により、フランス全土に張り巡らされた高密度の営業・サービス網を使い、キュートンの市場認知度を大幅に向上させ、販売実績を早期に積み上げることが可能になった。
キュートンは、給湯・暖房用ボイラーを代替する環境にやさしい商品として、また、寒冷地でのヒートポンプ給湯機の普及に道を拓く戦略商品として、世界で初めて最大−25℃の低温環境でも使える製品として同社が開発したものである。オゾン層の破壊係数が0で温暖化係数が1の自然冷媒であるCO2を使用することで、従来のガスボイラーや電気温水器などに比べてCO2排出量運用コストが抑制でき、ホテルなどのお湯の使用量が多い施設に適した製品である。

欧州では平成27(2015)年12月にパリで開催されたCOP21(国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議)以来、CO2排出量抑制や地球温暖化防止に向けた動きが活発になっており、それに伴い法規制の整備も進もうとしている。今後太陽がつくり出す大気中の熱を利用して環境にやさしく暖房や給湯ができるヒートポンプに対する重要の増加も予想されることから両社の思いが一致して、今回の合意に至ったものである。両社は今後、協業を通じて給湯・暖房分野における技術力や営業力の相乗効果を追求し、フランスでのシェア拡大に取り組んでいく。

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投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】