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2016年05月16日

【物 流】全ト協 平成28年度「トラック運送業界における不正改造車排除運動」を実施

平成28(2016)年5月9日、全国トラック協会(全ト協)は平成28年度「トラック運送業界における不正改造車排除運動」の実施を発表した。排除運動は年間を通じて行われるが、6月度を強化月間と設定し、特に重点的に実施する。

我が国の交通事故の発生件数等の現状を見ると、依然として改善が求められる状況である。そのような状況下で、暴走行為や過積載などを目的とした不正改造車は安全を脅かし交通秩序を乱すとともに、排出ガスによる大気汚染、騒音などの環境悪化の要因の一つとなっている。

このような状況を鑑み、国土交通省を中心とした「不正改造車を排除する運動」が展開されているが、トラック運送業界としても、トラックに対象を絞り、全国的に不正改造車を排除するため各都道府県トラック協会の協力のもと、積極的な運動の展開を行う。重点とする不正改造項目は以下の通り。

・視認性の低下を招く窓ガラスへの着色フィルムの貼付
・直前直左の周囲状況を確認するための鏡などの取り外し
・基準不適合マフラーの装着
・大型貨物自動車の速度抑制装置の取り外し
・不正軽油燃料の使用     など全12項目

これらを基に、全ト協としては広報物やホームページに運動内容等を掲示し、トラック事業者への周知を図りつつ、適正化事業の事業所巡回時にチラシを配布して啓発・指導を実施する。
また、各地方トラック協会では独自の取り組みを含めた実施計画を策定し、積極的に運動を実施するとともに、強化月間終了後には実施結果を全ト協へ報告する。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者