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2016年04月26日

【環 境】トヨタ バイオ合成ゴムを原料としたエンジン・駆動系ホースを世界で初めて採用


トヨタ自動車は、高い耐油性、耐熱性が必要な特殊ゴム製部品であるエンジン・駆動系ホースに、バイオ合成ゴム(バイオヒドリンゴム ※1)を世界で初めて採用する。国内生産車種のバキュームセンシングホース(※2)に平成28(2016)年5月から順次適用し、年内には国内生産の全車種に採用予定。ブレーキ系ホース、燃料系ホースなどの特殊ゴム部品にも採用拡大をする。

バイオヒドリンゴムは大気中のCO2を吸収しながら生長した植物を原料とすることで、従来の石油系ヒドリンゴムに比べて製造から廃棄までのライフサイクルでCO2排出量を約20%抑制可能とする。一方、バキュームセンシングホースに求められる耐油性、耐熱性、耐久性は同等レベルを確保する。

※1 バイオヒドリンゴム
耐油性、耐熱性、耐熱老化性、耐オゾン性、ガス透過性に優れ、ホースなどに使われる「ヒドリンゴム」の原料の一部である「エピクロロヒドリン」を植物由来のバイオ原料に替えて製造したもの

※2 バキュームセンシングホース
エンジン吸気系部位に使用するホース。吸気マニホールド内の負圧を検出するための圧力センサーを接続する

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】