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2016年04月25日

【環 境】早大など スマートグリッド実現に向けた配電網の実証試験を開始


早稲田大学と、東京電力パワーグリッドは、科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業チーム型研究において、平成28(2016)年4月から平成32(2020)年3月までの予定で、共同実証試験を開始する事を発表した。

近年、再生可能エネルギーの導入促進、省エネルギーや二酸化炭素排出量低減など環境負荷低減に対する社会的な要請が高まるなか、様々な地点の電力実測データと情報通信技術を活用した高効率な配電網であるスマートグリッドの実現に向けた技術開発の必要性が高まっている。

こうしたなか、早稲田大学と東京電力パワーグリッドは、一部地域の配電網を用いて、配電損失電力が最小となる配電網構成のための最適な運用方法の検討等を行うために当実証試験を行う事とした。

具体的には、早稲田大学は、配電損失電力を最小化する手法を活用して、電柱にセンサ内蔵開閉器などを設置した実際の配電網を用いて、電気の流れ方を最適にすることを検証する。
東京電力パワーグリッドは、センサ内蔵開閉器で計測するデータを用いて、損失電力の削減効果を実測により評価・検証する事で、電力の供給信頼度などへの影響を考慮し、配電損失電力が最小となる配電網構成の運用を検討する。

なお、配電網の電力損失最小化を目的とした最適な設備構成に関して、実際の配電網を活用した実証試験を実施するのは国内初の取り組みである。

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投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】