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2016年04月21日

【アジア】PALTAC 中国の国薬ホールディングスと越境ECを開始


PALTACは、中国最大の医薬品卸 国薬ホールディングスが運営するECサイトを通じて、中国における正規日本製品の販売拡大を図る。PALTACは約1,100社に及ぶ仕入先との取引を強みとし厳選した商品を取りまとめ、インバウンド消費などで注目を浴びる日本製品を海外に積極的に展開する。


近年の中国越境EC市場は著しい成長を見せており、2年後の2018年には1兆円を超える規模になると予測されている。(出典:経済産業省 電子商取引に関する市場調査)一方でEC取引における模倣品の数は多く、品質の信頼が危ぶまれるという。そのような中で、開始する事業は中国政府が設けた保税区を活用しており、「高品質」かつ「安心」「安全」な日本製品の安定供給が可能になる。

国薬ホールディングスが運営するECサイト「国薬直販」は「天猫国際(ECモール)」内にあり、品質の良い日本製品を中国全土に向けて販売することが容易になる。PALTACは化粧品に限らず、日用品・健康食品も併せて取り扱う予定としている。また、保税区では通常の中国輸出取引において必要とされる関税や許認可申請などのコストが緩和されるため、日本製品が広く現地消費者の手に届きやすく、今までより満足度の高い購買環境を実現する。

国薬ホールディングスは有力国営企業を管理する「国有資産監督管理委員会」の傘下にある中国医薬集団の中核子会社で、PALTACの親会社メディパルホールディングスと医薬品流通分野にて2009年に包括提携している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| アジア