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2016年04月20日

【アジア】味の素 パキスタン市場に本格参入


味の素は、パキスタン市場に本格的に参入する。2016年7月に100%子会社の味の素アセアン地域統括社(以下「ARH社」)が現地の有力財閥であるラクソングループと合弁でパキスタンのカラチ市に味の素ラクソンパキスタン社を設立し、調味料の輸入販売を開始する。

味の素は、1970年代よりパキスタンへうま味調味料「味の素(R)」の輸出販売を行っているが、2014年7月にパキスタン最大州であるパンジャーブ州の州都ラホール市に事務所を設立し、本格事業参入を見据えて現地調査を行ってきた。

パキスタンは人口約1.8億人(2013年時点)で、若年層が多く、2050年には3.1億人への増加が見込まれている(国連推計)。同国では内食比率が極めて高く、日常的に豆料理(ダール)や野菜の煮込み料理が食されている。このような環境を背景に、味の素の強みを活かせる調味料市場、特に風味調味料およびメニュー用調味料の領域で市場に参入することを決定した。また、パキスタンで事業基盤を早期に確立するためには現地企業との提携が有効であると判断し、ラクソングループと合弁会社を設立する。ラクソングループは、全国18万店の小売店への強い配荷力と地域に根ざした卸店を起用した強固なネットワークを有する企業集団で、外資企業との合弁事業や提携においても実績を有している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| アジア