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2016年04月13日

【環 境】積水化学工業 新潟市のバスターミナル道路融雪設備に採用


積水化学工業が平成26(2014)年11月より展開する未利用エネルギー活用システム「エスロヒート下水熱(管底設置型)」が、新潟市が実施した市役所前バスターミナル(同市中央区)歩道の融雪設備に、同製品として初めて採用され、効果が検証された。

「エスロヒート下水熱(管底設置型)」は、ヒートポンプで加温・冷却することなく、下水から得られる熱だけで融雪する。下水の温度は年間を通じて15〜25℃で安定し、外気と比べて冬暖かく夏は冷たい特性があり、下水と気温の温度差を利用して節電を可能にする。

新潟市は降雪量は多くないものの気温が低いため雪が溶けにくく、通勤・通学に影響するケースも多いことから、融雪された歩道の確保による公共交通機関の利便性向上が課題となっている。今回設置された融雪システムで下水の熱特性を活用した融雪設備としての効果を実証したところ、冬の運転で敷設整備されている歩道部分だけ雪が溶けていることを確認された。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】