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2016年03月29日

【物 流】自動走行ビジネス検討会が今後の取り組み方針を公表


平成28(2016)年3月23日、国土交通省は、自動走行ビジネス検討会における「今後の取組方針」を公表した。

経済産業省と国土交通省は、平成27(2015)年2月に「自動走行ビジネス検討会」を設置し、日本が自動走行において競争力を確保し、世界の交通事故の削減等に貢献するために必要な取組を産学官で検討を行ってきた。

国土交通省は平成27(2015)年6月に公表した中間取りまとめで1.自動走行の将来像の共有・競争領域と協調領域の戦略的な切り分け、2.国際的ルール(基準・標準)づくりに向けた体制の整備、3.産学連携の促進、に基づいた今後の取組方針を作成している。

1. 自動走行の将来像の共有・競争領域と協調領域の戦略的な切り分け
(2020〜2030年頃までに実用化が期待される自動走行)
@ 自動走行(一般車両レベル2・3・4)
・早ければ2018年までに、ドライバーの安全責任を負う、高速道路での自動走行を実現。(レベル2)
・2030年頃には、ドライバーに安全責任のないセカンドタスクを許容する自動走行を実現。(レベル3)
A 隊列走行(トラックレベル2)
・2020年以降、トラックでの夜間長距離輸送において後続車無人の3台以上の隊列自動走行を実現。
B 自動バレーパーキング(専用空間 一般車両 レベル4)
・2020年以降、自動バレーキング対応車両についての専用駐車場(一般交通と分離、管制センター等設置)を実現
C ラストワンマイル自動走行
・移動制約者(高齢者・車いす利用者等)へ公共交通機関から目的地までの新たな移動手段を提供するラストワンマイル自動運転を実現。

2.国際的ルール(基準・標準)づくりに向けた体制の整備
日本が国際的な自動走行におけるルールづくりの中心となるべく、戦略的な検討を行う場を設置。

3.産学官の促進
「自動走行ビジネス検討会」は、高度な自動走行の実現に向けて学(大学)の担うべき役割、分野について議論を進め、可能なものはプロジェクト化を検討するなど引き続き議論を進めていく。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連