2016年03月28日
【環 境】清水建設 米ニューヨーク州で省エネルギービル実証を開始
ＮＥＤＯと清水建設、ＳｈｉｍｉｚｕＮｏｒｔｈＡｍｅｒｉｃａＬＬＣは、ニューヨーク州立工科大学と共同で、平成２７（２０１５）年、同大学内ＺＥＮ（ＺｅｒｏＥｎｅｒｇｙＮａｎｏｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ）ビルへの省エネルギー実証技術の導入を完了、平成２８（２０１５）年３月２２日、ゼロエネルギービル実現に向けた実証試験を開始した。
同実証事業では、ＮＥＤＯの委託先である清水建設とＳｈｉｍｉｚｕＮｏｒｔｈＡｍｅｒｉｃａＬＬＣが、同大学の建設したＺＥＮビルにシミズ・スマートＢＥＭＳ（※１）、グラデーションブラインド（※２）、燃料電池システム、太陽光発電システム等の日本技術を組み込んで自然と人間の行動に合わせた照明制御等の日本が優位性を持つ、きめ細やかな制御技術を活用したＺＥＢの実証を同大学と共同で行う。これらの取り組みにより、標準的なビルの理論上の消費電力に対し、約５４％に相当する省エネ・創エネ効果を目指す。
※１ シミズ・スマートＢＥＭＳ
清水建設が開発した、設備や環境を統合的に監視・制御するシステム。空調や照明などの負荷設備と太陽光発電やコージェネなどの創エネルギー設備を機器特性や状況に応じて制御する事で省エネやピークカットを実現する
ＢＥＭＳ：Ｂｕｉｌｄｉｎｇ Ｅｎｅｒｇｙ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｓｙｓｔｅｍの略
※２ グラデーションブラインド
清水建設と立川ブラインド工業、トーソーが共同で開発した、自然光を屋内に採り入れ照明に用いるシステム
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】
