<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2016年03月16日

【物 流】全ト協 デファレンシャル・オイル不良による火災事故防止の徹底を通達


全日本トラック協会(以下、全ト協)は国土交通省自動車局安全政策課、整備課からの周知要請を受け、各都道府県トラック協会に対し、平成28(2016)年3月11日に「デファレンシャル・オイル不良による火災事故防止の徹底について」を通達した。

同通達発出の背景として、事業用自動車の車両火災事故防止については、従来から機会があるごとに注意喚起をしていたが、平成27(2015)年末から平成28(2016)年2月までに貸切バスの車両火災事故が複数発生した。そのうち2件の事故の原因追求をした結果、バスの走行中に後軸付近から出火したことが判明しており、その状況から作動装置(デファレンシャル)オイルが不足、もしくは著しく劣化し潤滑不足となった状態のまま走行したことにより同装置内部が過熱し、火災に至ったものと推定された。

このことを受け、同種の事故を未然に防ぎ、輸送安全に万全を期すため3つの事項について徹底するよう呼びかけている。

@作動装置(デファレンシャル)周辺のオイル漏れの有無の点検、オイル漏れがある場合は所要の整備の実施。
Aデファレンシャル・オイル量を点検し、不足している場合は補給。
Bデファレンシャル・オイルは自動車製作者等が推奨する期間を参考にし、交換する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流会社の取り組み 【機関別】