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2016年02月29日

【物 流】「事業用自動車の車両火災事故防止に向けた保守管理の徹底について」


2016(平成28)年2月19日、国土交通省(以下、国交省)は「事業用自動車の車両火災事故防止に向けた保守管理の徹底について」を発表した。
これによると、昨今、バスの車両火災事故が多発している状況を受けて、2011(平成23)年から2014(平成26)年の間に発生した事業用バスの車両火災事故について分析を実施。分析の結果、以下2点が原因として見受けられた。

1、点検整備不十分
【内容】
長時間の整備の未実施、定期交換部品の交換未実施等
【具体的事例】
ブレーキ系統でエア漏れが発生し、夜間駐車中にエア圧が低下し、スプリングブレーキが作動した状態となったが、これに気がつかないまま走行した為、後軸ブレーキが引きずりを起こし発火

2、整備作業ミス
【内容】
部品の取り付け不十分、取り付け方法の間違い等
【具体的事例】
燃料噴射ポンプ交換時に高圧パイプを締め忘れていた為、登坂時に負荷がかかり燃料が漏れだし、エンジンの熱で発火

上記結果を受け、国交省は全日本トラック協会に対し、同種の事故を未然に防止する為、定期交換部品の確実な交換の実施、自動車部品の確実な取り付けなど、適切かつ確実な点検整備の実施について周知徹底を図るよう通達した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連