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2016年02月24日

【流 通】三菱電機 音声認識表示技術「しゃべり描きUI」開発


三菱電機は、世界で初めて(※)、タブレットやスマートフォン向けに、話した言葉を指でなぞった軌跡に表示できる音声認識表示技術「しゃべり描きUI(ユーザーインターフェース)」を開発した。「しゃべり描きUI」に、お絵描きや多言語翻訳など様々な機能を組み合わせたアプリケーション「しゃべり描きアプリ」は、手話や外国語ができなくても、聴覚障がい者や外国人との円滑で多様なコミュニケーションを実現する。同社では、2016度中に大学などへ実証実験の協力を呼びかけ、早期の事業化を目指します。

手話ができない健聴者と聴覚障がい者との会話には、大きなコミュニケーションの壁が存在する。また、近年、訪日外国人観光客が急増しており、日本政府は2020年の国際大会開催に向けて多言語対応を強化する施策を打ち出すなど、「コミュニケーションの壁」は社会的な問題となっている。

「しゃべり描きUI」は、様々な専門領域の同社デザイナー8名が集まり、「耳が聞こえない」「言語が異なる」などのコミュニケーションの壁をインターフェースデザインの力で乗り越えることを目標にした自主研究プロジェクトの開発成果で、話した言葉を指でなぞった軌跡に文字表示できる。

「しゃべり描きUI」に、お絵描きや多言語翻訳機能などを組み合わせたアプリケーションは、直感的で親しみやすい操作性を実現し、これまでコミュニケーションをとることが難しかった聴覚障がい者や外国人との間で気軽に楽しみながら直接会話することが可能となり、世界中の人々の気持ちが繋がる社会の実現に貢献する。

※2016年2月9日現在(同社調べ)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通