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2016年02月19日

【物 流】物流連 「第4回 ユニットロードシステム検討小委員会」開催


平成28(2016)年2月9日、日本物流団体連合会(物流連)は第4回ユニットロードシステム検討小委員会を開催した。

今回の委員会では、昨年12月に実施したアンケート調査の結果について取りまとめ案が示され今後に向けた課題整理が行われたほか、問題解決の糸口を掴むため、日本加工食品卸協会に実施されたヒアリング内容が紹介された。

前年12月に実施された「手荷役の実態アンケート調査」はトラック運送・通運用と物流拠点用の2種類のフォームで実施され、それぞれ44件、21件の回答が得られた。

アンケート結果には
@ 幹線輸送業態ごとの手荷役実施状況
A 手荷役作業の多い取扱品目
B 手荷役を行う貨物の荷姿と場所
C 手荷役の具体的な作業状況
D 手荷役に関わる時間
E 手荷役が行われる理由
F 手荷役に関する費用について
G 手荷役改善に必要なこと
H 手荷役改善に向けた荷主との連携について

等に関し、運送側の様々な意見が集約されている。
また、手荷役にかかる費用については、作業費用の把握が出来ていると回答した運送事業者は半数以下であるという結果が報告された。これらの結果から、荷主が輸送上の積載効率を重視する傾向にあり、手荷役や時間のコストの把握が十分に出来ていない背景があるのではないかとの懸念が示され、改めて物流事業者側でコストの把握と意識を高めることが重要であるとの認識が共有された。

続いて日本加工食品卸協会に対するヒアリング内容が紹介された。同協会では物流問題研究会を設置し「納品時間の緩和」に取り組んでおり、製・配・販が連携して問題解決に努めていることが紹介された。

次回の小委員会開催は4月を予定している。

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投稿者:gotsuat 09:50| 物流事業者