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2016年02月15日

【物 流】国交省 「ETC2.0車両運行管理支援サービス」に関する社会実験を開始


国土交通省(以下、国交省)は平成28(2016)年2月5日、「ETC2.0車両運行管理支援サービス」に関する社会実験を民間企業と開始すると発表した。

国交省は、道路を賢く使う取り組みの一つとして、ITを活用した賢い物流管理を推進している。

今回社会実験を実施する「ETC2.0車両運行管理支援サービス」では、ETC2.0車載器を搭載した車両から、プローブ情報を収集する。現状、主要産業の配送センターにおける到着から荷役開始までの時間は、1時間以上荷待ち時間が発生しているところは45.2%と日本路線トラック連盟の調査報告により挙げられている。

国交省は、上記の荷待ち時間の問題などを踏まえ、「ETC2.0車両運行管理支援サービス」の実験を通じ、リアルタイムなトラックの位置情報を把握し、正確な到着時間の予測が可能になることで、荷待ち時間を短縮できる効果が期待できると述べた。

また、急ブレーキや急ハンドル、速度といったドライバーの運転情報を把握することで、ドライバーへの安全運転啓発に活用し、事故削減につなげる効果も期待できると述べた。これに加え、車両到着後、自動的に日報を作成することで、日報作成時間の削減など運行管理者の業務軽減効果も期待できると述べた。

なお、国交省は今回の「ETC2.0車両運行管理支援サービス」で12組17社(第1期参加者)の民間企業と社会実験を行うが、業務支援用ETC2.0車載器が販売されて間もないことを踏まえ、より一層多様な提案内容を取り入れて社会実験を進めるため、来年度に第2期の実験参加者の追加公募を予定しているとまとめた。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連