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2016年02月09日

【環 境】川崎重工業 西日本鉄道向け新型通勤車両を受注


川崎重工業は、西日本鉄道より新型通勤車両9000形18両を受注した。同車両は、兵庫工場(神戸市)で製造し、平成28(2016)年度から平成29(2017)年度にかけて順次納入する。

今回受注した9000形は、川崎重工業が昭和50(1975)年から平成3(1991)年にかけて納入した5000形車両を置き換えるもので、平成18(2006)年から平成28(2016)年1月にかけて納入した3000形車両をベースに、性能向上や省エネルギー化を図った。

機器のエネルギー効率を高めるSiCハイブリッド素子をVVVFインバーター制御装置とSIV装置に採用することに加え、全ての照明装置と行先表示器をLEDにすることで、既存車両に比べて省エネルギー化を図っている。また、乗降口上部に4ヵ国語標記(日・英・中・韓)に対応した車内案内表示器を設置するほか、優先スペースと一般部との識別を容易にするなど車内のバリアフリー拡充も行っている。

車両外観は、歴代車両でも多く使用している赤帯をモチーフに、落ち着きのあるロイヤルレッドを配し、先頭部は縦のラインを強調することで、前に進む力強さと次世代車両としての新しさを表現している。また、室内には座席横の仕切部、連結部分の扉にガラスを採用し、床敷物に大きな柄をつけることで、既存車両のイメージを一新している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:31| 企業の取り組み 【機関別】