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2016年02月03日

【環 境】東京電力 川崎火力発電所2号系列第2軸の営業運転開始


東京電力は、平成28(2016)年1月29日、川崎火力発電所2号系列第2軸(定格出力:71.0万kW、発電効率:約61%、燃料:LNG ※)の営業運転を開始した。発電方式は、世界最高水準の発電効率であるコンバインドサイクル発電(MACCII:More Advanced Combined Cycle II)を採用しており、同社では初めてのMACCIIの営業運転開始となる。

川崎火力発電所2号系列第2軸の特長は次のとおりである。

(1)世界最高水準の発電効率であるMACCIIを採用
ガスタービンに最新の耐熱材料と冷却技術を導入し、燃焼温度をMACCの1,500℃から1,600℃へ上昇させたことなどにより、世界最高水準の約61%という高い発電効率を実現する。これにより、従来型のLNG火力と比較して約4割発電効率が向上し、燃料使用量およびCO2排出量を約30%抑制する。

(2)環境に配慮した最新の排ガス処理技術を採用
燃焼温度高温化に対応した低NOx(窒素酸化物)燃焼器および高性能脱硝装置等、
環境に十分に配慮した最新の排ガス処理技術を有する設備を導入した。

※ 営業開始時点では、他社の蒸気タービンの不具合事例を踏まえた応急対策工事を行っていることから、当初設計と比べて、定格出力が71.0万kWから68.5万kW、発電効率が約61%から約59%に低下している

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】