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2016年01月25日

【物 流】広域物資拠点施設整備補助事業の再追加募集


国土交通省は「災害に強い物流システムの構築」を支援することを目的に、災害時における支援物資の円滑な輸送を確保するための広域物資拠点施設の整備を促進し、官民における災害時の協力体制の構築を促進する。そのために、各地方ブロック(下表参照)における「災害に強い物流システムの構築に関する協議会」において広域物資拠点として選定された民間物流施設に対し、非常用電源設備、非常用通信設備の導入補助を行う。今回の申請期間は平成28年(2016年)1月20日から2月10日までとし、各地方運輸局などで受け付ける。予算額としては、約125百万円で補助予定額が予算額を上回った場合、予算の範囲内で交付できるよう調整を行うことがあるとしている。

補助対象となるのは、各地方ブロックにおける「災害に強い物流システムの構築に関する協議会」において広域物資拠点として選定された施設(倉庫、トラックターミナル等)の内、首都直下地震または、南海トラフ巨大地震影響が想定される以下の地域に立地する施設で、非常用発電設備及び非常用通信設備の導入係る費用(当該設備の設置及び使用開始に必要な設計、工事等に係る費用を含む)とする。


補助対象設備は、以下の要件を満たすものが対象となる。

@ 非常用発電設備
 ・外部からの電源供給が途絶えた状況下において、施設への緊急支援物資の搬入、搬出、
  保管、仕分け等の作業を滞りなく実施することができるだけの電源を確保できるもの
 ・外部からの電源供給、燃料の補給が途絶えた状況下において、3日間以上、作業の
  実施を可能とする燃料タンク容量を確保できるもの

A 非常用通信設備
 ・災害時、外部からの電源供給が途絶えた状態においても使用が可能であるもの
 ・一般電話回線につながる固定電話等と直接通信を行うことが可能なもの
 ・一般回線を利用した画像情報の送受信(ファクシミリとして利用)が可能なもの

補助率は、都道府県をまたいで活用される施設には2分の一、補助対象設備を設置する施設が1都道府県のみにおいて活用されるものは3分の一が適用される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連