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2016年01月21日

【流 通】PwCあらた監査法人 食品サプライチェーンの脆弱性評価サービス提供


PwCあらた監査法人は、食品偽装に対する脆弱性診断ツールを活用した、食品のサプライチェーン評価・支援サービスの提供を開始した。

食品偽装に対する脆弱性診断ツール(Food Fraud Vulnerability Assessment Tool:以下、FFVA)は、世界最大級のプロフェッショナルサービスネットワークである PwC と国際非営利団体「SSAFE(※)」が共同で開発し、2016年1月より英語版がオンラインで全世界に無償配布されている。FFVAは、業種、規模を問わず食品を取り扱うさまざまな企業に対応し、サプライチェーン上のどこにどのような食品偽装のリスクがあるのか、簡易的に把握することができる。日本ではPwCあらた監査法人が利活用を推進し、評価・支援サービスも提供する。

消費者は食品を選ぶ際、味や栄養バランスだけでなく、企業が提供する情報(産地、賞味期限・消費期限、原材料、安全対策に関する公開情報など)も参照している。正しい情報を提供すること、食品に対して安全対策を講じることは、食品を提供する企業側の責任であると考えられる。しかし、PwCの調査によると、食品を提供する企業の3社に1社は、グローバル化・複雑化した食品サプライチェーンのどこかで、何らかの食品偽装の被害にあっている。日本でも度々、食品偽装事案が発生し、社会問題化しています。消費者の信頼を失えば、企業の存亡にまで発展するケースもある。食品を取り扱う企業は、食品偽装のリスクはゼロにはならないと認識し、継続的に対策を講じていく必要がある。

PwCあらた監査法人の専門家は、リスクの評価および低減の態勢構築プランを提案し、食品を取り扱う企業が、消費者に対して説明責任を果たし、信頼を高めるためのサポートを行うことを目指す。

※ SSAFE
SSAFEは、官民提携を通じて、食品に係る国際的に認知されている基準の継続的な改善・適用を推進することを目的とした、国際非営利団体。食品サプライチェーンの安全性の強化のために官民の各部門に連携を要請することに注力している。PwCとの連携は、そのビジョンを達成するための一例

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通