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2015年12月28日

【物 流】国交省 物流政策の方向性について検討会を開催


平成27(2015)年12月14日、国土交通省は今後の物流政策の基本的な方向性等について話し合い、答申『危機を乗り越え、自ら変わる、日本を変える、未来を創る 〜「物流生産性革命」と「未来へ続く魅力的な物流への進化」〜』をとりまとめた。会議では、将来物流が未来を作っていく一つの独立した産業として社会の期待に応え続ける存在となるために、「物流生産性革命の実現」と「未来へ続く魅力的な物流への進化」が必要だとした。

生産性の革命に向けた施策のひとつに「物流分野における先進的技術の導入・活用」を挙げた。物流の高度化や効率化、労働力不足や安全への対策のため積極的に進める必要があることを訴え、@情報通信技術(ICT)、人工知能を活用した輸送等の効率化促進、A自動運転技術の実用化、B無人航空機の活用を具体策としている。先進的技術を積極的に導入することで、物流を見える化し、サービスの高度化を促進することが重要である。また、先進的技術の事業への取り込みは、生産性の向上だけでなく、国際競争力強化のために海外展開を含めた新たな市場の開拓等にも繋げることが重要だとしている。

魅力的な物流への進化に向けた施策としては、物流業界が就職先に選ばれる産業となるために、老若男女問わず誰もが就業できる環境作りや、長時間労働の抑制などにより働きたい職場となるよう、職場環境の整備が必要だとした。加えて物流産業が社会的課題に向き合い、環境対策や災害対応力の強化等の役割を果たすことで、社会での物流の存在価値の向上と就業先としての魅力向上につなげるとした。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連