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2015年12月18日

【環 境】日立製作所、三菱重工業から2.5MW風力発電システムのライセンスを取得へ


日立製作所は、三菱重工業が開発した2.5MW風力発電システム(型式:MWT100A/2.5)について、同社が国内陸上風力発電所向けに、製造、販売および保守などを可能とするライセンス契約を三菱重工業と締結した。

このライセンス契約により、日立製作所は、既存の2MWと5MWの風力発電システムに、三菱重工業の2.5MW風力発電システムをラインアップに加え、顧客の幅広いニーズに対応し、風力発電システム事業のさらなる拡大をめざす。また、三菱重工業は、これまで長きに渡り日本で培ってきた風力発電システム技術をライセンス供与することで、国産風車による日本の再生エネルギー分野の発展に貢献する。

日立製作所は、ローターをナセルの風下側に配置する独自のダウンウィンド型風力発電システムでこれまで国内で200基以上を受注しており、その信頼性や経済性を高く評価されている。陸上風力発電所向けには2MWの風力発電システムを、洋上風力発電所向けには5MWの風力発電システムを、国内の顧客へ納入してきた。国内の陸上風力発電市場では、限られた立地の中で、より大きな発電量が得られる大型の風力発電システムへのニーズが高まっている。

今回ライセンス供与を受ける2.5MW風力発電システムは、主要機器からなるナセルが一体型であることや、同規模の風力発電システムに比較して小型かつ軽量であることから、輸送や建設コストを低減することができる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】