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2015年12月15日

【物 流】国交省 第2回日露運輸作業部会(次官級会合)の結果を発表


国土交通省は、平成27(2015)年12月7日、ロシアにおける鉄道をはじめとする運輸インフラの改善・近代化を中心とした日露運輸分野における諸課題・政策の意見交換の結果を発表した。

■鉄道貨物及び貨物輸送の発展に係る協力
シベリア鉄道及びロシア極東港湾を利用した貨物輸送における現状と課題につき、日本側の要請は、シベリア鉄道利用促進の観点から、税関手続の迅速化、簡素化などを促した。ロシア側からは、これらの課題の解決のためロシア側関係機関と共有しつつ、改善に務める旨を表明した。また、日本のコンテナ物流情報サービス(Colins)とロシアの港湾の物流システムの接続に向けた検討を今後も進めることとなった。
これに加え、鉄道分野において、更なる関係強化を図るために国土交通省鉄道局及びロシア鉄道による鉄道専門家会合の設置を行うとの報告があった。

■北極海航路を利用した貨物輸送
北極海航路を利用した貨物輸送について、日本側から、砕氷船及び水先案内人のサービス料金の実勢価格の明示化に加え、非難・救難施設の整備、海図の更新及び気象・海象予測サービスの改善など、同航路の利用における必要な情報提供を求めた。また、ロシアにおける資源を輸出する船籍を規制する法案について検討中という報道があったことの動向を日本が注視している中、ロシア側は現在、法案は検討段階であり、適宜日本側に情報提供することを述べた。

■運輸分野における両国の協力案件の形成
運輸分野における両国の協力案件の形成を進めるため、インフラ投資プロジェクトに関する情報交換などを行った。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連