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2015年12月04日

【流 通】ブリヂストン 路面状態判別技術を世界で初めて実用化


ブリヂストンは、「CAIS(※1)」コンセプトに基づく路面状態判別技術の実用化に成功した。「CAIS」とは、路面と唯一接しているタイヤから接地面の情報を収集、解析し、路面情報やタイヤの状態を把握することで、ユーザーに新たな価値を提供する同社センシング技術の総称で、このようなタイヤセンシング技術を世界で初めて(※2)実用化した。

ブリヂストンのタイヤによる路面状態判別技術は、降雪などによる路面状態の急激な変化をリアルタイムに感知することが可能で、刻々と変わる路面状態を車載解析装置によって、7つの区分(※3)に判別する。路面状態の判別結果は車内ディスプレイを介して、ドライバーへタイムリーに伝達することで安全運転を支援する。

ブリヂストンは、2011年11月からネクスコ・エンジニアリング北海道と共同で同技術の試験を進めており、今回同社とライセンス契約を締結した。同技術を使用することで、夜間など視界の悪い状況でも、走行しながら路面状態を的確に把握することが可能となる。また、これらの路面情報を道路管理事務所がリアルタイムに共有することにより、更に効率的、かつ効果的な雪氷対策作業が可能となる。ブリヂストンは同技術により、今まで以上に正確な冬の道路管理、また管理業務の効率化に貢献する。

※1 Contact Area Information Sensingに由来。
※2 タイヤによる路面状態判別技術の領域において(2015年11月同社調べ)
※3 乾燥、半湿、湿潤、シャーベット、積雪、圧雪、凍結

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通