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2015年12月08日

【アジア】住友化学 シンガポール農食品獣医庁と都市型農業プロジェクトを開始

住友化学は、シンガポール農食品獣医庁と共同で、都市型農業の研究開発プロジェクトを開始した。

このプロジェクトでは、限られた国土で食料供給力を向上させるため現地の都市型農業を支援しているシンガポール農食品獣医庁と、農業関連事業をグローバルに展開している住友化学が共同で、日本の農業技術をベースにした新たな都市型農業システムの開発に取り組む。シンガポール都市部の建物屋上に農業用ハウスを設置し、太陽光利用型の養液栽培プラントによる葉物野菜の栽培実験を行い、従来の農法や既存の栽培システムと比べ生産性や品質の向上を目指す。

住友化学がプロジェクト全体を統括し、日本から種子や養液栽培プラントなどで優れた技術を持つカネコ種苗および住友化学グループ会社で農業用ハウスのノウハウを持つサンテーラが、シンガポールからは、シンガポール農食品獣医庁および高等教育機関のニーアン・ポリテクニックが参画する。また、シンガポール国家開発省ならびに経済開発庁からの支援も受けている。

住友化学では、今回のプロジェクトを通じて2018年を目途に持続可能な都市型農業モデルを確立し、将来的にアジアを中心にグローバルに同事業を展開していくとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア