<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2015年11月30日

【物 流】国交省 ETC2.0装着車への特殊車両通行許可の簡素化について公表


国土交通省(以下、国交省)は平成27(2015)年11月25日、ITを活用した賢い物流管理を推進することから、ETC2.0装着車への特殊車両通行許可の簡素化について取りまとめた。

<背景>
道路橋の劣化の主要因として、0.3%の重量超過車両の与える影響が全交通の約9割を占めている。そのため、同省は大型車の適正通行を促進する取り組みを実施してきた。また、それに加え、適正利用者に対しての効率的な輸送の取り組みとして、ETC2.0装着車への特殊車両通行許可の簡素化を行うこととする。

<概要>
当該車両の道路法第47条の2第1項に規定する特殊車両通行許可申請に対し、業務支援型ETC2.0車載器を装着し、かつ事前に利用規約などに同意して、当該車両の車両情報や車載器に関する情報登録を行った車両(省令で定める車両に限る)は、同法第47条の3第1項に規定する限度超過車両の通行を誘導すべき道路における経路選択を原則自由とする許可を与える。

<現状と今後の効果>
・現在
 申請した個別の輸送経路のみの通行が可能
 @経路毎の大量な申請が必要
 A定期的な更新手続きが必要
 
・ETC2.0装着車
国が指定した大型車誘導区間を走行する場合、輸送経路は自由に選択可能。
@複数経路の申請の一本化
 A更新手続きの自動化

これにより、渋滞、事故時の迂回が可能となり、輸送の効率化が期待できる。また、同省は上記制度を導入するにあたり、意見募集を行い、制度開始日を平成28(2016)年1月と予定している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連