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2015年11月12日

【流 通】ソフトバンク・テクノロジーとEmotion Intelligence デジタルマーケティング共同事業・研究に合意


ソフトバンク・テクノロジー(以下 SBT)とEmotion Intelligence(以下 emin)は、2015年11月6日に、eminが保有する感情知能「Emotion I/O(R)」と、SBTが保有するWebコンサルティング・分析サービス「SIGNAL」を中心とした技術を利用した共同事業・研究に関する基本契約に合意した。また、同日より、「Emotion I/O(R)」を利用して、Webサイト来訪者の行動を0.03秒ごとに蓄積し、機械学習により感情データとして抽出して行動データとリアルタイムに連携させるデジタルマーケティングサービス「Emotion i」の提供を開始した。

SBTでは、SIerとして様々な業種・業態に対して豊富なシステム開発の実績、デジタルマーケティング領域において10年以上のソリューション提供、200社以上への導入・支援実績がある。また、顧客のビジネス課題解決を、オンラインとオフライン双方のデータの分析・活用を支援する実績豊富なコンサルタントとデータサイエンティストが多数在籍している。

一方、eminでは、Webブラウザ上のユーザー行動をリアルタイムに解析・パターン認識し、ユーザー行動を高い確率で予想する感情知能「Emotion I/O(R)」を提供している。人工知能を活用した「Emotion I/O(R)」は、大量のユーザー行動のデータを統計的に取り扱うことで、リアルタイムで取得し難い「感情そのもの」の様子も、かなりの高い精度で類推することができる。

SBTとeminは、eminが保有する感情知能「Emotion I/O(R)」とSBTが保有するWebコンサルティング・分析サービス「SIGNAL」を中心とした技術を融合することで、デジタルマーケティング市場ニーズに合わせたサービスの拡充とデジタルマーケティング市場における競争力を高めることに繋がると判断したため、業務提携契約を締結するに至った。

現在、マーケターは、生活者が広告を見る確率や広告をクリックする確率といったWebサイトに流入してくる指標は、機械学習などで予測が可能だが、サービスや商品を購入する確立やサービスを利用し、再び取引が発生する確立などは機械学習による予測ができない。このため、購入確率などの予測については、多くの企業で、マーケターや分析官による分析や仮説に依存しており、目標達成度合いを図る定量的な指標(KPI)を達成できるかどうかの予測作業にリソースを投入せざるを得ない状況となり、最大のミッションである戦略立案、実行、分析、改善といったコア業務に集中することができない。

このような背景から、生活者の意思を機械学習によって予測し、予測データをリアルタイムに施策に反映することで、マーケターが予測作業から解放され、生活者の意思を反映したパーソナライズを実現可能なインテンション型のデジタルマーケティングサービスとして、「Emotion i」をemin社と共同で開発した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通