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2015年11月16日

【アジア】三菱重工業グループ シンガポールでハイフラックス社と廃棄物焼却発電事業に参画

三菱重工業グループは、シンガポールでの廃棄物焼却発電事業に参画する。現地の水処理・水供給運営事業大手であるハイフラックス社(Hyflux Ltd.)と共同で、チュアス(Tuas)地区において契約処理量3,600トン/日で発電量12万kW級の能力を持つストーカ式(※)焼却発電施設の建設および25年間の運営・運転・保守を、同国環境庁(NEA)から請け負う。施設の完成・商業運転開始は2019年前半を予定している。

廃棄物焼却発電施設の建設・運営は、両社合弁による特別目的会社(SPC)が担当する。出資比率は三菱重工業25%、ハイフラックス社75%。また、EPC(設計・調達・建設)については、SPCがハイフラックス社の子会社に委託し、三菱重工業のシンガポール現地法人Mitsubishi Heavy Industries Asia Pacific Pte.Ltd.(MHI−AP)と三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)が焼却設備や発電機器を納入する。運転・保守は、MHI−APとMHIECがハイフラックス社の子会社と折半で事業会社を設立して手掛ける。

※ ストーカ式
耐熱金属の角材を並べた床の上で、焼却対象物を突き上げることで移動させ燃焼させる焼却炉

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア