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2015年11月05日

【環 境】三菱マテリアルと三菱ガス化学 地熱発電事業化を検討


三菱マテリアルと三菱ガス化学は、岩手県八幡平市安比地域における地熱発電プロジェクトについて、本格的な事業化推進を目的とした安比地熱を共同設立し、環境アセスメントに着手を行った。安比地熱は、環境へ配慮した地熱発電の建設により、CO2排出量抑制と電力安定供給に貢献するため、平成30(2018)年以降の事業化に向けた検討を進めていく予定である。

三菱マテリアルは、平成15(2003)年度に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による安比地域の地熱開発促進調査結果を受け、三菱ガス化学とともに平成16(2004)年度以降、地熱発電の事業化検討を実施してきた。

三菱マテリアルは、環境アセスメントに先行し、平成26(2014)年10月より環境調査に着手し、平成27(2015)年2月にNEDOによる環境アセスメント調査早期実施実証事業(※)に参画した。

三菱マテリアルと三菱ガス化学は、長期に亘る噴気試験や、地質モデルを利用した資源量評価により、出力15MW(メガワット)級の発電規模に相当する地熱資源量の存在を確認したことに加え、温泉資源への影響や環境規制などのリスクが低いことから、安比地域における地熱発電事業が可能と判断し、環境アセスメントに着手した。これに先立ち、両社は、事業実施主体を明確化するとともに事業化推進体制を整備するため、安比地熱を共同設立した。

※環境アセスメント調査早期実施実証事業
約4年程度と長期にわたる従来の環境アセスメント手続期間を短縮するための実証事業

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】