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2015年10月30日

【知 識】エイムとタニタが業務提携


石川県を中心にフィットネスクラブを展開するエイムとタニタは、石川県民や企業の従業員の健康づくりをサポートする新事業の展開を目的とした業務提携を締結した。エイムの持つ運動プログラムとタニタの集団健康管理サービス「タニタ健康プログラム」とを組み合わせた新サービス「はかるプラス」を共同で開発した。まずは、エイムのフィットネスクラブ5店舗で「はかるプラス会員」を新規に募集し、当会員向けに11月1日より提供を開始する。加えて当サービスをベースに、県内の自治体向けに住民の健康増進プログラムや、企業向けに健康経営をバックアップするプログラムなどを共同で開発し、2016年春を目処に具体化する予定にしている。

「タニタ健康プログラム」は、通信機能を搭載したタニタのプロフェッショナル仕様の体組成計や血圧計、1日の総消費カロリーが計測できる活動量計を使って、からだの状態や運動量などを「見える化」し、その客観的な数値をもとに個々の健康管理をサポートする。計測データはインターネットを介して専用サーバーに蓄積し、会員はパソコンやスマートフォンでからだの状態の変化や運動の状況を推移グラフにして見ることができる。

今回提供するサービスはこの機能に加え、会員に配布する活動量計に搭載されている個人認証機能を活用する。入店時などに活動量計を読み取り機にかざして個人認証するだけで簡単に計測データを転送することができる。これによりエイムでは、会員ごとの来店頻度や運動履歴といったトレーニングデータと、タニタ健康プログラムで計測した日々のからだの状態や運動量などのデータを連携させて管理ができるようにした。会員はこのデータをもとに、トレーナーから日常生活における健康的なからだづくりのアドバイスや、からだの状態に応じた効果的なトレーニングプランなどの個別指導を受けることができる。

このほか、タニタの管理栄養士による健康セミナーや個別カウンセリング(予約制)、活動量計で計測した歩数データをもとにした会員同士によるウェブ上でのウオーキングイベントを定期的に開催するなど、ヒューマンサポートやエンターテインメント性を加味することで会員の健康管理意識のモチベーションを高め、継続を促す。

一方、企業・自治体向けサービスでは、健康経営やデータヘルス計画を支援するプログラムのほか、タニタが全国各地の自治体と進めている住民の健康増進や地域活性化のノウハウを活用し、今後新たな取り組みを検討する。地域活性化の一例では、地域の飲食店の協力を得てタニタ監修のヘルシーメニューを提供するなど、既にタニタが各地で進めている市街地の回遊性を高めながら健康増進を図る仕組みをモデルにする。今後両社では、個人のみならず企業・自治体を含めた幅広いニーズに対応したサービスを提供することで、国が掲げる「医療費削減」「地方創生」に寄与していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:27| 知識