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2015年10月23日

【物 流】国交省 埼玉県内の圏央道の全線開通によるストック効果発表


国土交通省(以下、国交省)は平成27(2015)年10月16日、平成27(2015)年10月31日に埼玉県内の首都圏中央連絡自動車道(以下、圏央道)の全線開通(桶川北本IC〜白岡菖蒲IC)による、企業活動と観光の活性化などのストック効果を発表した。

<主なストック効果>

1.都心の渋滞を回避することによる時間短縮

<東名高速-関越道の乗り継ぎ>
・乗り継ぎにより、都心経由が 約9割 → 約2割
・厚木IC〜鶴ヶ島ICの場合、圏央道の開通で、首都高速経由より約50分短縮

 <東名高速-東北道間乗り継ぎ>
・東北道までつながることにより、圏央道の更なる利用が期待される。
     
2.東名高速と関越道がつながったことにより、群馬・埼玉方面から富士山・箱根エリアに訪れる車が約5割増加

・成田空港と首都圏近郊の世界遺産など訪日観光客が魅力を感じる観光地が高速道路で結ばれ、更なるインバウンド観光の促進が期待される。
(高崎IC-新富士IC間は70分短縮、宇都宮IC-新富士IC間は60分短縮)

3.都心を通らずに広域移動が出来る交通利便性の高さから、物流拠点や工場等の立地が進むなど、民間の投資が集中し、かつ、圏央道沿線に立地した企業は、広域移動が出来る交通利便性を生
かし、生活に必要な製品や資材を早く・安く・確実に輸送し、人々の暮らしを支援できる。

・圏央道の開通により都心部に入らずに地方間を結ぶ道路は物流施設の需要がある
・製造品出荷額上昇
・圏央道が通過する市町村の工業立地面積は20年前に比べ、6倍上昇

その他、国交省は東名高速などの放射方向の高速道路で通行止が発生しても、圏央道を利用して迂回することで、一般道での渋滞を回避可能、また、圏央道周辺の一般道における交通環境が大きく改善が期待されると取りまとめた。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連