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2015年10月22日

【流 通】日軽金アクト 緊急時に架設する仮設橋の車道用アルミニウム床版を納入


日軽金アクトは、緊急時に使用する仮設橋の車道用アルミニウム床版を納入した。

当案件は国土交通省近畿地方整備局が南海トラフ地震による橋の流出に備えて、60m級の橋を3日以内に架設する方法を開発、その中で軽量で施工性に優れるアルミニウム床版が採用された。この用途の車道用の床版には従来主に鋼製の製品が使用されている。

しかし、アルミニウム床版は鋼製床版パネル(覆工板)の約1/2の重量を実現し、アルミニウム合金製大型形材を最新のFSW(摩擦攪拌接合)技術によってユニット化することで、軽量かつ高強度の床版を開発した。床版ユニットは幅2.18m、支間長4.48mで覆工板と比べ長スパンを実現した。耐食性に優れているのでメンテナンスも最小限に抑えられる。日本軽金属グループでは2011年に日本で初めてアルミニウム製道路橋床版を自社工場内に施工し、今回初めて国土交通省の案件に採用された。


今後、日本軽金属グループではアルミニウム製道路橋床版の普及を目指し、老朽化した既設コンクリート床版の架け替え、軽量化ニーズが必要な橋梁、緊急仮設橋、海浜地区等での採用に向けて広く提案する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通