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2015年10月20日

【環 境】トヨタ 40km/Lの燃費を実現する先進技術公表 新型「プリウス」に採用


トヨタ自動車は、ハイブリッド車(HV)の新型「プリウス」に採用する先進の技術を公表した。熱効率を高めたエンジンを搭載するとともに、モーター、パワーコントロールユニット、駆動用バッテリーなどシステム全体で小型・軽量化や低損失化を図った。これによって実走行に近いJC08モードでガソリン1Lあたり40kmの燃費性能を実現する。

世界初の量産HVとして1997年に初代を発売して以来4代目で、「Beautiful Hybrid(美しい地球・美しいクルマ)」をテーマに開発した。エンジンは排気量1.8Lでクラストップ水準の最大熱効率40%を達成した。燃焼室内の気流を強化するとともに燃焼速度の向上で大量の排気再循環ガスを導入して燃焼効率を高める。

モーターは新しい巻き線方式を使った高回転型を新開発して小型・高出力密度化を可能にし、パワーコントロールユニットは低損失素子の採用で損失を約20%低減、駆動用バッテリーはリチウムイオン電池、ニッケル水素電池とも新開発して高性能・小型
化した。動力伝達装置のトランスアクスルも配置の工夫や小型化で損失を約20%低減する。
外観は低重心で走りの良さを強調し、歩行者検知機能付き衝突回避支援システムなど各種の安全機能も備える。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】