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2015年10月19日

【物 流】全ト協 第55回「正しい運転・明るい輸送運動」の実施を発表


全日本トラック協会(全ト協)は、平成27(2015)年11月16日〜平成28(2016)年1月10日まで第55回「正しい運転・明るい輸送運動」を実施すると発表した。これは、交通事故・労働災害事故を防止し環境保全と輸送秩序を確立することで、円滑な輸送を達成し、輸送繁忙期となる年末年始において安全・安心な輸送サービスを提供することを目的としたものである。今回の運動では、事故防止に関する重点事項として以下の6点をあげた。

1 荷役作業時の安全確保の徹底
経営者及び管理者は、荷主等と運送契約を結ぶ際、荷役作業の有無、運搬物の重量、荷役作業方法等について適切に取り決めるよう努める。また、決めた荷役作業の内容を作業者に周知し、危険を伴う作業では必要な安全対策を指示して労働災害事故を防止する。

2 健康診断の受診の徹底
経営者は、健康起因による事故防止のため、従業員に健康診断を確実に受診させ、運転に悪影響を及ぼす異常があると認められた場合は、改善されるまで乗務させない。

3 確実な点呼の実施
経営者は、従業員には健康管理を徹底させる。また、運行管理者には点呼を確実に実施させて、運転者の健康状態、疲労の度合い等を確認し、少しでも異常があった場合は乗務させない。

4 飲酒運転及び危険ドラッグの根絶
運行管理者は、酒気帯び運転、飲酒運転、危険ドラッグの使用による運転・事故の悪質性・危険性を十分に理解させ、飲酒運転及び危険ドラッグの根絶を徹底させる。

5 過労運転防止の徹底
運行管理者は無理な運行計画を避け、運行経路・時間や休憩地点などを含む適切な運行指示書の作成や運行計画・乗務割を作成し、運転者の過労運転防止に努める。

6 交差点における事故防止の徹底
運行管理者は、全ト協制作の『トラック交差点事故防止マニュアル〜交差点事故撲滅キット〜』を活用した運転者への指導・教育を実施し、交差点での事故防止に努める。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 物流事業者