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2015年10月14日

【物 流】全ト協「第20回全国トラック運送事業者大会の開催」


全日本トラック協会(全ト協)は平成27(2015)年10月1日に石川県金沢市で「第20回全国トラック運送事業者大会」を開催した。当大会には全国のトラック運送事業者約1,400人が参加した。

当大会の決議を発表するにあたり、トラック運送事業者が国民生活や産業活動に物流面で支えているとともに、災害時も救援物資輸送の担い手として努力していると述べた。しかし、現状は少子高齢化に伴う若年労働者不足により人材確保が急務である一方で、多くの事業者が再生産可能な運賃収受ができておらず、厳しい事業経営を強いられている。

そこで、トラック運送業界として、手持ち時間の削減や付帯業務の有償化、長時間労働の縮減と交通事故防止、環境保全に率先して取り組む必要があるとし、業界全体で上記の諸課題に対し、果敢に対応すべきであるとした。

それを踏まえた上で、決議として以下の8項目を満場一致で採択した。
1.荷主との協働による長時間労働の縮減
2.高速道路料金における大口・多頻度割引最大50%の恒久化
3.参入基準の厳格化等規制緩和の見直し
4.自動車関係諸税の簡素化・軽減の実現
5.原価管理に基づく適正運賃の収受
6.適正化事業推進による法令遵守の徹底
7.交通・労災事故の防止及び環境・省エネ対策の推進
8.大規模災害発生時における緊急輸送体制の確立

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 物流事業者