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2015年10月13日

【知 識】日立キャピタルと日立製作所、西部ガス 風力発電分野における共同事業実施に合意


日立キャピタルおよび日立製作所は、西部ガスと、風力発電事業を共同で実施することに合意した。

今回の合意に基づき、日立キャピタルと日立製作所の共同出資会社である日立ウィンドパワーと、西部ガスの子会社であるエネ・シードが、共同事業会社 エネ・シードウィンドを2015年9月に設立し、福岡県北九州市に風力発電所を建設する。風力発電所の運転開始は2017年3月を予定している。

日本では、低炭素社会の実現をめざした再生可能エネルギーの固定価格買取制度が2012年7月より導入され、太陽光発電所や風力発電所の建設が進んでいる。また、2016年の電力小売り全面自由化に向け、電力事業分野への新規参入や、事業拡大を計画する企業が相次いでいる。

こうした市場環境の中、風力発電分野においては、風況のよい建設可能な立地が減少しており、風が比較的弱い場所でも発電量が確保できる機種のニーズが高まっている。また、多数の風力発電事業者の参入により、売電契約や系統連系協議、ファイナンス組成なども含めた総合的なエネルギーソリューションの提案が求められている。

今回、日立キャピタルの金融サービスと、日立製作所の納入実績が豊富な風力発電システムを組み合わせたエネルギーソリューションおよび、西部ガスの天然ガス普及を通じて蓄積してきたエネルギー供給事業者としての実績を融合させ、拡大が見込まれる風力発電分野で積極的に事業を展開することで合意した。

今後、三社は戦略的提携をさらに強化し、エネルギーサービスや電力小売などの社会インフラ分野での協業範囲の拡大を検討する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 知識