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2015年10月07日

【物 流】京阪神都市圏交通計画協議会「近畿物資流動調査を開始」


平成27年(2015)10月1日に京阪神都市圏交通計画協議会は同年10月〜11月にかけて近畿2府4県の企業・事業所を対象に「近畿物資流動調査」を実施する。内容としては、同年9月〜10月の平均的な1日に置いて「どこに、どれだけの物量を、どのような輸送手段を利用したか」などを調査するとした。この調査は10年に1度の割合で行われており、今回が5回目の調査となる。

調査の目的は、交通は人の動きと物の動きから派生し、その中の「物」に着目し、物の動きと搬入出する事業所の特性を把握することを主な目的としている。パーソントリップ調査(人の動きを捉える調査)と物資流動調査の2つの調査から物の発生や集中の構造を把握することで、土地利用計画や施設立地計画と交通の相互関係を分析することが可能となる。それを踏まえて近畿圏における様々な施策に繋げていくものであるとしている。

調査項目は大きく3つに分けられ、物流実態アンケート(事業所の概況や搬入出等の輸送実態等)、物流に関する意向アンケート(事業所の立地場所やターミナル等の拠点の利用状況等)、企業アンケート(企業の物流組織や効率化への取り組み等)になっている。

この調査の結果に基づいた活用例として、地域別・業種別あるいは従業者別の事業所の物流活動の把握や三大都市圏と地域都市圏における貨物需要の経年変化の把握などが挙げられている。

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投稿者:gotsuat 10:16| 行政関連