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2015年10月07日

【アジア】オリックス インドネシアで独立系オートローン会社買収

オリックスは、インドネシアでオートローン事業を展開するPT.Sinar Mitra Sepadan Finance(以下「SMS」)を買収する。インドネシア金融庁より許可を取得し、2015年10月を目処に、外資企業の出資上限比率となるSMS発行済み株式の85%を取得する予定にしている。

オリックスは、1975年にインドネシアに進出し、現地の大手企業から中堅・中小企業向けに設備リースや自動車リース事業を展開してきた。今回の買収で、オートローンへと事業領域を拡大し、同国での金融サービスの多角化を図る。

SMSは、2000年に設立され、地場銀行出身者を中心とした経営陣のもと、個人事業者および個人を顧客基盤とする独立系のオートローン事業者で、インドネシア全国に106の支店網を有し、中古の市場価格が底堅い日本車のミニバンやトラックを主体に取り扱っており、小口分散化された債権ポートフォリオを形成している。今後、オリックスの自動車リースノウハウや販売チャネルと融合させることで、さらなる成長を図る。

インドネシアは、世界第4位の人口規模を誇り、経済成長に伴い中間所得者層が増加しているものの、自動車の普及率は8%程度と近隣の東南アジア諸国と比べて低く、今後自動車のさらなる普及に伴いオートローン市場の拡大が期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:07| アジア