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2015年09月28日

【物 流】経産省 新産業構造ビジョン、物流にIoTやAIを活用を検討


経産省は平成27(2015)年9月17日、経産省産業構造審議会新産業構造部会を開き、あらゆるモノをインターネットと結ぶIoTやビックデータ、人工知能(AI)などがもたらす変革の姿や時期、ビジネスチャンスの可能性、官民が行うべき対応などについて検討を行った。

日本は中長期的には人工減少による構造的な成長制約が存在し、打開策として、抜本的な少子化対策等に加え、IoT、ビッグデータ、人工知能などの利用が欠かせない。海外では、2007年から米国・カナダを中心に人工知能技術による発展が進んでおり、物流分野では、海外企業の人工知能を搭載した自動走行の実現や電子商取引(EC)の拡大を想定した動きなどを事例として紹介した。

IoTやビックデータ、人工知能(AI)などによる 「第4次産業革命」の新たな付加価値としては、(1)効率性の飛躍的な向上、(2)革新的な新たなサービス・製品の創出が期待され、物流を含め様々な業種の壁を越えた付加価値の増大につながる可能性があると述べた。

そして、2030年代に向けた 主要分野の将来像では物流関係も含んだ、具体的な産業構造転換の姿をいくつか検討した。

・自動走行:完全自動走行を含む行動な自動走行を実現し、交通事故の減少、渋滞減少、環境負担減少、高齢者などの移動手段確保などを目指す。

・流通・小売:電子商取引(EC)の高度化・拡大及びカスタマサービスの拡大による、多様な消費者のニーズに対応、高齢世代へのサービスの提供を目指す。 など

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 行政関連