<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2015年09月28日

【アジア】東芝 インドの水処理エンジニアリング会社UEM社を連結化

東芝は、インドの水処理エンジニアリング会社であるUEM社(UEM India Private Limited)の株式の54%を追加取得し、同社を連結化した。東芝は2014年3月にUEM社の株式26%を取得済みであり、今回の追加取得により当社の取得株式は80%になる。

UEM社は、公共向けおよび産業向けの水処理分野におけるEPC(※1)、O&M(※2)事業を、インド国内に加え、北米や中米、中東、アフリカなどグローバルに展開している。また、事業領域においては、石油・ガスプラントを中心に造水処理、排水処理、再生水処理や公共上下水道プラントなど幅広い領域をカバーしている。

東芝は、2014年3月にUEM社の株式を取得して以来、同社への取締役派遣による経営参画と技術者の交流を通して、相互の信頼関係構築と水処理事業拡大のためのシナジー効果の創出を図ってきた。今後同社との協業をさらに深めることで、水処理分野における技術基盤の強化と展開地域や事業領域の拡大により成長が見込めると判断し、このたび株式を追加取得し、同社の連結化した。

今後、東芝が日本国内で長年培った監視制御やエネルギー削減等の技術と、UEM社のインド国内外における豊富な納入実績や高度な水処理技術を組み合わせ、インドや周辺諸国での水環境に関する問題を解決するとともに、両社が持つEPC、O&M事業の推進体制を一層強化して事業の拡大を図る。

東芝は、これまで国内上下水道分野を中心に事業を展開し、近年中国やインドネシアなどのアジア地域においても海外事業を推進してきたが、今回のUEM社の連結化により、グローバル展開を加速し、2020年度の当社水処理ビジネスにおける海外売上高比率20%以上を目指す。

※1 EPC:Engineering,Procurement and Construction
※2 O&M:Operation and Maintenance

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| アジア