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2015年09月29日

【アジア】丸紅と東芝 タイ王国バンコク都市鉄道向け車両を出荷開始

丸紅と東芝は、両社が出資する共同事業体を通じて受注したタイ国バンコク市の都市鉄道パープルライン向けの鉄道システムおよび10年間のメンテナンス事業に関し、車両(2編成6両)を大黒埠頭(神奈川県横浜市鶴見区)より出荷した。今後、逐次出荷を行い2016年1月までに全21編成63両をタイ国に輸送完了する予定にしている。

パープルラインは、バンコク市内のバンヤイからバンスーを結ぶ全長約23キロメートルの新規路線で、タイ国運輸交通局が日本政府の円借款を活用し、2016年の開通を目指して建設を進めている。同局から、タイの鉄道運営企業であるBangkok Metro Public Company Limited社(以下BMCL)が鉄道運営権及び鉄道システム一式の納入・建設を受託している。

丸紅と東芝は、BMCLに対し鉄道システム一式の納入・建設を請け負っているタイ大手建設会社チョーカンチャン社(CH.Karnchang Public Company Limited)との間で、車両、信号・運行監視設備、変電設備、通信設備などを含む鉄道主要システム一式を納入する契約を締結している。今回のプロジェクトで納入する鉄道車両は、東日本旅客鉄道グループの総合車両製作所が製造している。

プロジェクトの開業は2016年8月を予定している、日本の高品質の鉄道技術を提供することでタイ王国並びにバンコク市の人々に利便性をもたらし、バンコクの交通問題の緩和や地域経済の発展に役立つよう、取り組んでいく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| アジア