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2015年09月10日

【知 識】電通と米・オーパワー エネルギー自由化に向けてクライアントサービスの高度化


電通は、エネルギーに関するビッグデータ・プラットフォームを展開する米国のOPOWER INC.(以下「オーパワー」)と協業し、2016年以降のエネルギー自由化に向けてクライアントサービスを高度化していく。日本法人のオーパワージャパンとも連携する。

2016年4月から始まる電力の小売自由化、2017年のガス小売自由化により、家庭、小口事業者が自由に電力会社・ガス会社を選択できるようになる。
エネルギーの自由化で先行した海外では、事業参入者の増加と料金プランの多様化が進み、個々の利用者ニーズにきめ細かく対応したマーケティング・コミュニケーションの展開力が事業者の競争優位確立に影響を及ぼしてきた。

オーパワーは、すでに自由化した市場を含む世界中で、約100社の電力・ガス事業者にエネルギーのビックデータ分析をベースにした省エネ促進のための顧客エンゲージメント・プラットフォームを提供している。個人の電力使用データなどのビッグデータ分析と行動科学をもとに、パーソナライズされた省エネアドバイスを消費者に提供し、そのフィードバックを通じ事業者のコスト効率を改善することで、事業者と顧客の関係向上、ひいては社会のエネルギー収支の最適化を支援する。

一方電通は、エネルギー領域におけるマーケティング・プロモーション、事業開発、コンサルティング、ITソリューションといった多様なコミュニケーション・サービスを事業者に提供するべく、2015年2月にエネルギー領域のソリューションチーム「DEMS(ディームス)」を立ち上げ、エネルギー関連クライアントに各種ソリューションを提供している。

電通とオーパワーはこうした相互の強みを生かすことで、クライアントサービスの一層の高度化を図り、電力・ガスなどの既存エネルギー事業者および新規参入企業に対して、統合的なマーケティング・コミュニケーション・サービスを提供していく。また、日本の消費者ニーズに合わせ、オーパワーのソリューションのローカライゼーションを強化するとともに、海外のエネルギー事業者に対するノウハウの横展開も推進する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 07:30| 知識