<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2015年09月04日

【物 流】国交省 睡眠時無呼吸症候群(SAS)のマニュアルの改訂版を公表


国土交通省(以下、国交省)は平成27(2015)年8月25日、「自動車運送事業者における睡眠時無呼吸症候群(以下、SAS)対策マニュアル〜SAS対策の必要性と活用〜」(以下、SASマニュアル)の改訂版を公表した。国交省は本マニュアルを指針として、運輸業界において、SASスクリーニング検査がさらに普及するとともに、適切な治療がなされることによって、「安全と健康」の向上を目指す。

背景

居眠り運転や眠気に起因した漫然運転による事故の防止を図るためには、適切な運行管理による過労防止を図るとともに、点呼等において、安全な運転ができないおそれがあるような疲労や睡眠不足状態がないかを常に注意していく必要がある。しかし、事故後に初めて運転者のSASが発覚するというようなケースが後を絶たず、SASスクリーニング検査の実施は決して浸透していない状況である。

SASマニュアルでは、SAS対策は難しいと捉えて、なかなか検査に踏み切ることができない、検査はしたもののフォローができていない、乗務可否判断が難しいなど、事業者が感じている対応面での懸念を踏まえ、SASスクリーニング検査の実施前(準備)から実施後(フォロー・活用)までの対応について具体的に示している。


改訂による追加内容

・SASスクリーニング検査及び精密検査に関わる一連の流れを図示
・スクリーニング検査前、検査後、精密検査、治療へ至る過程の各所で、
 事業者が注意すべき点を具体的に記載
・日常の健康管理について運転者への教育内容を充実

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 07:40| 行政関連