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2015年09月01日

【物 流】厚労省 雇用政策研究会報告書(中間取りまとめ)を公表


厚生労働省(以下、厚労省)の雇用政策研究会は平成27(2015)年8月27日、「人口減少下での安定成長を目指して」をテーマに雇用政策研究会報告書(中間取りまとめ)を公表した。これによると、運輸業(自動車運送事業)では、中高年層の労働力がメインで、女性や若年層が少なくなっていることが現状であり、このままでは現役世代の引退後、構造的な人手不足に陥るおそれがある。

女性や若年層の就労が少ない理由としては、深夜・早朝や休日の不規則な就業形態や、拘束時間が長い労働の一方で、低賃金という労働環境が挙がっている。

<対策>
・一人の運転者が一つの行程を担う働き方の見直し。
・短時間勤務などの多様な働き方を導入し、男性を前提として硬直的で長時間の働き方を改善。

さらに、トラック運送事業の長時間労働の要因は、荷主都合による手待ち時間など、事業者の努力だけで改善することが困難である。

<対策>
・行政や業界団体等が連携し、長時間労働抑制に向けた環境整備
・長距離輸送については、様々な中継輸送を加え、鉄道や船舶へとモーダルシフトを行い、長時間労働を抑制

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投稿者:gotsuat 07:40| 行政関連