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2015年08月31日

【アジア】フォーバル 日系中小企業向けレンタル工場運営を担うSPCをベトナムで設立

フォーバルは、ベトナムにおける日系中小企業向けレンタル工場の運営を担うSPC(特別目的会社)であるJapanese SMEs Development JS company(略称:JSC)を、ベトナム・ドンナイ省で複数の工業団地を運営しているデベロッパーであるティンギア社と共同で設立した。

多くの日系中小企業が海外進出の必要性に気付き検討を本格化していく中で、中小製造業においては土地を購入し工場を建設するには大きな投資が必要で、進出を躊躇う最大の要因となっている。

フォーバルはレンタル方式で工場を提供することでこの問題を解決しようと考え、ベトナム計画投資省外国投資庁と共同でベトナム中の工業団地デベロッパーに賛同を募った。

また、JICA(国際協力機構)が実施したインドネシア&ベトナムにおけるレンタル工場調査結果も参考にしながら最適なパートナーを探した結果、ベトナム・ドンナイ省で複数の工業団地を運営しているデベロッパーであるティンギア社と協力することになった。

また、開発にあたっては多額の資金を必要とすることからJICAの海外投融資制度を活用するとともに、関東エリアで最多の工業団地を抱える埼玉県が県内製造業のベトナム進出支援の一環として、JSCに株主として出資する。なお、このレンタル工場は約100社弱の日系中小企業が入居できるスペースがあり、全区画が埋まるとASEAN最大の日系中小企業の一大集積地が誕生する。

2015年末にはASEAN経済共同体が発足して人口6億人超の巨大マーケットが誕生することから、域内の経済がますます活性化していくことが予想される。今後は、日系中小企業が持つ魅力をJSCから発信し、ASEANの経済発展に貢献するとともに、日系中小企業の更なる成長をサポートする。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 07:25| アジア