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2015年08月21日

【物 流】全ト協 平成27年4月〜6月期 トラック運送業界の景況感


平成27(2015)年8月19日、全日本トラック協会は、平成27(2015)年4月〜6月期のトラック運送業界の景況感(速報)を発表した。

トラック運送業界の4月〜6月期は、軽油価格が下落したものの未だ高止まりの水準にあり、深刻なドライバー不足に直面するなど、足元の事業環境は厳しく、景況感の判断指標は▲34.6と前回(▲28.3)から6.3ポイントの悪化となった。

今期の特徴としては、事業規模間の格差が拡大している点があげられる。大規模事業者では荷主と直取引のケースが多く運賃単価が改善傾向にあり、軽油のコストダウンを受け、判断指標は▲13.5と前回(▲35.4)から21.9ポイントの改善となった。一方で、中規模事業者と小規模事業者は下請・孫請の位置づけにあるため、運賃単価が改善していない傾向にあるなど、いずれも前回より悪化した。 

なお、来期(平成27年7月〜9月期)の見通しとしては、業界の景況感の判断指標は▲34.3で、今回から0.3ポイント上げる見込み。事業者の規模別では、大規模事業者においては悪化、中規模事業者、小規模事業者においてはほぼ横ばいの見込みである。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者