<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2015年08月06日

【物 流】物流連 「第1回ユニットロードシステム検討小委員会」を開催


平成27(2015)年7月27日、日本物流団体連合会は第1回目となる「ユニットロードシステム検討小委員会」を開催した。

初会合となる今回は、物流業界における人手不足問題への対応として、ユニットロードシステムを活用した物流の効率化や、その際に想定される諸課題に対しては物流事業者と荷主企業との協同した取組みが必要であることが説明された。

続いて、各委員が実務経験を紹介しながら、今後検討すべき対象範囲や評価基準について積極的な議論が行われた。主な意見は次の通り。

・トラック輸送で、手荷役作業を必要とする幹線輸送の運送契約は成約率が低いことや、肉体的な負担が敬遠され新人材の確保が難しいことから、トラックドライバーの身体的負担を軽減するよう検討すべきである。

・鉄道貨物(通運)に関して、手作業での貨物の積替えは時間がかかって仕事の効率が上がらないことや、荷崩れのリスクが高いことから課題となっている。

・荷主と物流事業者という商慣習の問題を検討するべき。

・アンケート調査等を実施する時は、検討範囲が広いので業種別に取組み状況を考慮しながら実施するべき。

今後、物流業界の人手不足が加速度的に進むことが予測されるため、荷役作業の効率化を図ることが物流事業者にとって重大な課題であるという認識で一致した。その一方で、その取組みは各事業者の努力で成り立つ部分が多く、業界全体で取組むべき方向性については、実態を把握しながら今後の会議で審議していくこととなった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:08| 物流事業者