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2015年08月03日

【知 識】三菱商事と日本郵船 メキシコ湾での洋上原油生産設備事業に参画


三菱商事と日本郵船は、洋上原油生産設備(FPSO ※1)の業界において世界最大手のSBM Offshore N.V.(以下、SBM)がシェル・オフショア社から受注したFPSO1隻の傭船・操業・保守サービス事業に出資参画する契約を締結した。

FPSOは大型原油タンカーを改造して建造され、シェル・オフショア社が権益を保有する米国メキシコ湾の油田(Stones油田(※2))の開発に2016年から操業を開始する予定になっている。

世界の原油需要の中長期的な増加とともに海底油田からの原油生産も着実に伸びることが予想されており、同FPSOが投入される米国メキシコ湾も含めて全世界的に多くの海底油田開発案件が計画されている。同FPSO事業の操業が開始されると、世界で最も深い水深(水深約2,900m)で原油生産を行う。


※1 FPSO Floating Production,Storage&Offloading System
浮体式海洋原油・ガス生産貯蔵積出設備。海底油田から産出された原油から固形物、水、気体を除去して商品品質の原油として貯蔵し、出荷単位量になったところで輸送シャトルタンカーへの払出しを行う

※2 Stones油田
シェル・オフショア社が権益を保有する、米国ルイジアナ州沖合約320km、水深約2,900メートルに位置する深海油田

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 知識